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柳ノ不定期な独り言

yagifuyu.exblog.jp

残念系微男子の柳ノ冬彦が日々の心情をとにかく語るブログ。深く考えずにお読み下さいませ。

カテゴリ:小説( 29 )

(13)
 
「……す、すごい」
 
あたしたちと奏の戦い……いや、有貴と奏の戦いを見てあたしは呆然としていた。
それはまるでアクション映画を目の当たりにしているような光景だったから。

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by yanagino-kiyohiko | 2010-11-03 13:00 | 小説
(12)
 
「有貴!!」

「有貴くん!!」

「ユウ!!」

突然後ろから聞こえた声に俺は我に返って振り向くと、そこには明日香、早川がいた。
肩にはそれぞれユキッチとリンを乗せている。
2人……いや、4人は奥にいる人物を見て驚いた。

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by yanagino-kiyohiko | 2010-08-23 16:46 | 小説
(11)
 
翌朝、午前5時。まだ早朝と言える時間に俺はK高に来ていた。
俺は今、別館付近のベンチで横になっている。この時間では別館の中に入ることはできないからだ。

(俺はどうすればいいのか……)
 
頭自体はだいぶ落ち着きを取り戻していた。
昨日のことが吹っ切れたわけではないが、ひとまずこれからのことを考えることができるくらいには……

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by yanagino-kiyohiko | 2010-03-12 08:03 | 小説
 (10)

あたしのところにユキッチが来たのは、自分の部屋のベッドの上で横になっていたときだった。
いきなり現れたから、かなり驚いたけどね。
 
ユキッチが言うには、所有者と分与者のところには精霊は自由に行き来できるのだそうだ。

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by yanagino-kiyohiko | 2010-01-08 10:50 | 小説
(9)
 
俺は無力だ……

早川に毒の浄化をしてもらってる間も、それが終わってからも、ずっとそんなことを考えていた。
多少、自信をつけてきていた分、その落差も大きかったのだ。
 
普段はここまで落ち込むことなんてなかった。
それは、自分自身に対してあまり期待していなかったから。
 
だが、今回は違った。
「俺だったらなんとかなる」と思ってしまったのだ。それがただの自惚れだとも知らずに……
 
そう、俺は自惚れていたのだ。
「俺にしかできない」と、俺はそんな自己暗示をずっとかけていた。
 
その結果がこれだ。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-12-04 11:07 | 小説
(8)
 
(なんとか間に合ったわね)
 
(そうだね、かなり危ないところだったみたいだけど)
 
頭の中に聞こえてくる声に私は内心、冷や汗を流しながら答えた。
私の姿を見て有貴くんが驚いた顔をしている。
 
当然か、私が『所有者』になっていたんだから。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-11-06 11:09 | 小説
(7)
 
エレメンタルの力で身体能力が上がっている、と言っても、毒が回っている今の身体では満足には動けず、50メートルも走っていないのに、俺の息はすでに上がっていた。
背負っている明日香は徐々に重みを増している(そんなことを言ったら明日香に殴られるだろうが)ように感じるし、ついには目も霞んできて視界がぼやけ始めていた。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-10-09 11:32 | 小説
(6)
 
夜。自宅のマンションを飛び出した俺は大急ぎでK高に向かっていた。
忘れものを取りに行く、とかが目的ではない。その理由は俺の携帯のメールボックスに入っていた。
内容は、『大事な話がある。今すぐK高に来てくれ』というものだった。
それが明日香の携帯から送信されたのだ。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-09-04 09:22 | 小説
(5)
 
K高は全体的に「古い」印象を受ける校舎ではあるが、俺が今来ているこの「別館」と呼ばれる建物は少し趣が違う。
ここだけが新しい雰囲気があるのは当然だ。実際、ここが一番新しい建物だからだ。
しかし、位置が校舎から離れたところにあるため、基本的に人気が少ない。特に放課後なんて誰もいないに等しい。
……まあ、誰かにも聞かれたくない話をするにはうってつけの場所ではあるが。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-08-28 09:21 | 小説
 (4)
 
 「……いや、今回は無理だ。他のやつと組むからな」

 俺の親友である、柏木奏の返事に俺はかなり驚いた。

 内容もそうなのだが、その態度もだ。
 今日の奏の態度はよそよそしいというか、なんとなくつっけんどんな感じだった。

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by yanagino-kiyohiko | 2009-07-03 11:16 | 小説